注文住宅の内装の決め方のポイントやよくある失敗について解説!
注文住宅で内装を決める段階に入ると、思い描く夢がより現実に近づきます。しかし、いざ決めるとなると分からないことが多いでしょう。内装の種類や決め方のポイント、よくある失敗について事前に知っておいたほうが、内装を決める上で参考になります。そこで今回は、いくつかのポイントを解説しましょう。
注文住宅で選択できる内装デザインの種類
注文住宅で内装を決めるときに家のテーマを決めておくと、今後進めていく上でブレることはなくなるでしょう。もし、決めている途中で分からなくなったときは、最初のテーマに戻れれば修正しやすいです。こちらでは、最近人気のあるスタイルをいくつか紹介します。
ナチュラルスタイル
自然素材を生かしたスタイルです。全体にシンプルなため、どんな物を選んでも合わせやすいでしょう。
モダンスタイル
スタイリッシュで洗練されたイメージです。色はモノトーンで落ち着いた雰囲気です。最近では、自然素材と日本風を取りいれた和モダンも流行しています。
北欧スタイル
近年では、日本でも北欧スタイルの人気があります。フィンランドや北欧地域が発祥のスタイルです。暖かみのある素材などを取り入れたり、柔らかい色を取り入れたりした素材を使用しています。
アジアンスタイル
雑誌などでも見かけることが多い南国のリゾート地で使用しているスタイルです。旅行に行ったような非日常を味わえます。
インダストリアル
コンクリートなどを使用した壁がむき出しになっているような工業的なイメージです。
注文住宅の内装の決め方のポイント
内装デザインを決めていく上で、いくつかポイントを押さえていくと、より決めやすくなります。こちらで押さえるべきポイントをご紹介しましょう。
たくさんの素材や画像を集める
実際にテーマを決める際、どんな内装デザインしたいか?どんな建具、家具、照明を使用したいかなどで迷います。しかし最近は、インターネット検索やSNSなどで手軽にデザイン検索が可能です。それを参考にしてテーマを決めると、こんな雰囲気の家にしたい、この壁紙やカーテンが好み、キッチンやドアはこんな感じにしたい、といったイメージが形になってくるでしょう。
そして、お願いするハウスメーカーの担当者にも話をする際に、イメージがあると伝わりやすくなります。ぜひ、素材を集めてみましよう。
家族で住む家なら意見を聞く
一緒に住む家族がいる方は、家族と話しする機会を作って下さい。自分では想像しなかったデザインだったり、生活で必要な内容だったり出てくるでしょう。
床、壁、天井の色と素材
家のテーマが決まったら、最初に決めていきたいのが、床の色や素材です。家の大きな範囲を占めるので床から決めていきましょう。次に範囲を占めるのが、壁紙や天井です。部屋の明るさが選ぶ素材や色によって変わります。
キッチン・建具などの設備を決める
生活する上でキッチンは重要です。どんな物を置くか、導線などを考えて決めていきましょう。それと、ドアや戸なのどの建具はどのデザインするか決めていきます。この時点でかなり素材を集めたものが参考になってくるでしょう。
照明を決める
最近ではいろいろなデザインの照明が販売されています。埋め込み式やダウンライトなどがあり、実際仕上がって生活してみたら、思ったより暗かったなど問題も出てくることがあるでしょう。その場合は、スタンド式などを置いて、灯りを調節することもできますが、設計の段階である程度灯りの確保は必要となります。
自分ではなかなか分からないと思うので、ハウスメーカーの担当者や設計士、デザイナーなどプロに相談しましょう。そして、このようなデザインの照明を探していると相談すれば、似たようなデザインを紹介してくれたり、メーカーを教えてくれたりするでしょう。
家具やカーテンを決める
内装が決まったら、家具やカーテンを選んでいきます。カーテンや家具の色が入りトータルバランスがどうか見えてくるでしょう。好きなデザインのカーテンや家具を選ぶのがさらに楽しい瞬間になります。
注文住宅の内装でよくある失敗
いろいろ想定した上で決めたはずが、実際住み始めたら使いづらかった、想像していたものと少し相違があったなど出てくることがあります。少しでも、それを軽減できるように気をつけた方がいい点をまとめてみました。
実生活を想像して建具を考える
デザインばかり重視してしまうと、実際に生活を始めた際、コンセントが足りなかった、位置が低すぎたなどの問題が出てきます。延長コードで対応は可能ですが、見た目も変わってきるうえ、一から設計するのであれば、まず生活する上で必要なテレビやパソコンなどの電気製品を使う想定して配線を考えましょう。
そして、新築するにあたり家具や電化製品を新しく購入することを考えている方も多いです。家具や電化製品は大きいものが多いので、搬入口を考える事も含めて検討することも必要でしょう。狭すぎて入らず、時間をかけて検討し気に入ったデザインを購入しても、諦めないといけなかったり、搬入するのに必要以上にお金がかかってしまったりします。
トータルバランスを考える
好きなもの、デザインが凝っているものばかりで選んでしまうと、仕上がったときにごちゃごちゃ見てしまいます。また、最初はよくても飽きてしまうことも。トータルバランスを考えて、床、天井、壁紙、建具、家具などを選ぶことをおすすめします。
実物のサンプルをしっかりみる
画像だけで見て、素材を決めてしまうと、実際仕上がったら、イメージと異なることがあります。凹凸、質感があり、照明に当てると色のイメージが変わるため、実物のサンプルを見て触れてみることが大切です。サンプルは小さいタイプのものが多いので実サイズとは異なりますが光や照明に当てみて、どのように見えるか試してみましょう。それを参考に実サイズをイメージして決めることをおすすめします。
今回は、注文住宅のデザインの種類や内装の決め方のポイントについて紹介しました。デザインの種類はたくさんあるので、お気に入りのデザインを見つけてください。迷った際は、今回紹介した内装の決め方を参考にしてみましょう。内装を決める際は、実生活をイメージして考えること、そして全体的なバランスを考えることが大切です。